【ポケモン剣盾 シングルS5 最終順位764位】猫と烏の異聞奇譚!!捨て台詞サイクル!!

 こんばんはトッポです

 

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目次

 

構築経緯

 ペルシアンを軸に捨て台詞サイクルの構築を組んでいきました。ペルシアンを軸にするにあたって、ニンフィアトゲキッス等の特殊フェアリーが重いため、それらのポケモンを起点にできるヒトムアーマーガアを採用しました。また、特殊フェアリーだけでなくロトム系統などの特殊電気タイプのポケモンペルシアンが相手にするには荷が重いため、トリトドンを採用しました。トリトドンは欠伸で対面操作できるだけでなく、アーマーガアとの相性補完に優れているため、サイクル適正のあるポケモンとなっています。ドラゴンの一貫を切り、特性に頼り切っているポケモンに畳みかけるためマタドガスを採用しました。特に構築単位できつい天然ピクシーの相手をしてもらっています。トリトドンペルシアンで呼びやすいガマゲロゲナットレイドヒドイデの相手をしてもらうためマジガのランクルスを採用してパーティが完成しました。

コンセプト

 ペルシアンの捨て台詞でサイクルを回しつつ、隙を見つけてアーマーガアやヒトム、ランクルスで詰めていきます。

 

個体紹介

ペルシアン@拘り鉢巻

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性格:陽気(SアップCダウン)

特性:ファーコート(物理技を半減にする)

努力値H252  B116  S140

実数値:172-80-95-x-85-168

HB:スカーフ陽気ヒヒダルマの馬鹿力を確定で耐える。

   意地っ張りだと87.2~103.4の乱数

S:最速100族(リザードン)抜き

役割:起点づくり・サイクルのパーツ

イカサマ/蜻蛉返り/捨て台詞/すり替え

 物理耐久をさらに高める特性「ファーコート」

 物理技を半減にする特性「ファーコート」により、種族値以上の物理耐久を持つことになります。そのため、一致抜群でも耐える場合が多いですが、相手が格闘タイプである場合、メインウェポンの「イカサマ」は半減であるため、突っ張らない方が賢明です。

また、「型破り」持ちのポケモンドリュウズオノノクスルチャブルなど)は、「ファーコート」を無効化してくるので注意が必要です。特にルチャブルオノノクスの「インファイト」で落とされてしまう点には留意してください。

ハチマキ「イカサマ」で安易な受け出しを許さない

 「イカサマ」と言う技は相手の物理技の攻撃力・ランク補正を利用して攻撃する技なので、相手は「剣の舞い」や「竜の舞い」といった物理の積み技を安易に撃つことができません。撃った日には、ハチマキ「イカサマ」で吹っ飛んでしまいます。特殊アタッカー相手でも物理攻撃力の個体値を0にしてない甘えた人であれば、予想以上に大きなダメージを与えてしまいます。

また、「こだわりハチマキ」を「すり替え」で相手に押し付けて相手の行動を制限することも可能です。

「捨て台詞」を吐いて裏に繋げていく

 「捨て台詞」は相手の物理技・特殊技両方の火力を1段階下げて裏のポケモンに交代する技です。捨て台詞を撃つことによって「ヒトム」や「ランクルス」「アーマーガア」の起点にすることが可能です。また、「捨て台詞」からのトリトドンに繋げることで余裕に攻撃を受けることができトリトドンの「欠伸」で対面操作することができます。

また、相手がつり出し交換してきても、ペルシアンが捨て台詞を撃つことによって相手の釣り出し交換先のポケモンを見てから、こちらも裏のポケモンを繰り出せばいいので、有利に立ち回ることができます。

この対面は不利かも

基本的に特殊アタッカーを苦手とします。特にニンフィアトゲキッスアシレーヌと言った特殊フェアリーは苦手なので、「とんぼ返り」か「捨て台詞」を撃ち、有利なポケモンに引きましょう。

ガラルマタドガス@達人の帯

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性格:控えめ(CアップAダウン)

特性:化学変化ガス(自身が場にいる限り、相手の特性を無視する)

努力値H172  B20  C252  D4  S60

HB:ダイマックスマタドガスで珠ギャラドスのダイジェットを確3で耐える

C:火力重視の為ぶっぱ

S:無振りアーマーガア抜き

役割:受け崩し

実数値:162-x-143-150-91-88

ワンダースチーム/ヘドロ爆弾/10万ボルト/火炎放射

 相手の特性を無視する強特性「化学変化ガス」

 「化学変化ガス」は相手の特性を無効化する特性で「再生力」「天然」「力持ち」「張り切り」「いたずらごころ」「五里霧中」「マジックガード」「スキルリンク」「砂起こし」といった強特性を無効化します。

具体的に…ヒヒダルマの「五里霧中」補正が入らない、マジガ無効でピクシーに毒を入れることが可能、ドヒドの再生力が発動しない、ホルードの「力持ち」補正が入らない、パッチラゴンやアイアントの「張り切り」補正が入らない、パルシェンの連続技が必ずしも5回当たるわけではなくなる、オーロンゲの悪戯心が発動せず、先にマタドガスが動く可能性が出てくる、バンギラスの「砂起こし」が発動しない・・・などです。

このことから受け系の構築に強いと感じ、採用しました。このポケモンは特攻に努力値を振り切っても火力が足りないため、「達人の帯(抜群時、威力が上がるアイテム)」を持たせて火力を増強させました。

「ピクシー」入りの構築には基本的に選出していました。

 この対面は不利かも

物理耐久は高いのですが、特殊耐久は低いため特殊アタッカー全般が苦手です。打点を持たないような特殊アタッカーであれば対面で処理することができます。例えば、「フェアリー」単タイプのニンフィアなどになります。 

トリトドン@食べ残し

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性格:図太い(BアップAダウン)

特性:呼び水(水技を無効化して、特攻を1段階上げる)

努力値H252  B252  D4

実数値:218-x-132-112-103-59

役割:対面操作・サイクルのパーツ

熱湯/冷凍ビーム/自己再生/欠伸

 サイクル適正に優れた「ポケモン

 アーマーガアと併せてサイクルに優れたポケモンです。更に特性「呼び水」により水技を無効化できます。これにより、ウオノラゴンの「エラ咬み」を無効化できます。また、電気の一貫切りとしても優秀であり、特にミロトやヒロトに対して受け出すことができます。

熱湯により、相手を「火傷」にする可能性を与え、物理アタッカーを弱体化することもできます。さらに水技と相性の良い氷技の「冷凍ビーム」を採用することによってドラゴンタイプに打点を持つことができます。今回の構築において「大地の力」を撃ちたい相手が少ないと感じ切っています。寧ろ、トゲキッスやミロト、ミミッキュの起点にされるので、その起点回避のため「クリアスモッグ」が欲しかった場面はありました。

「欠伸」で対面操作

 「欠伸」で流すことにより、有利対面を作り、熱湯や冷凍ビームで削りを入れていく事ができます。また、悪巧みロトムなどを欠伸で流しそうとしてもダイマックスを切るなどをして強引に突っ張ってくる人もいるので、その場合は、三点交代(アーマーガア等の別のポケモンで受けて、再びトリトドンを繰り出す立ち回り)していきます。

この対面は不利かも

草4倍弱点であるため、草タイプ全般は苦手です。ナットレイ等も草技を採用していないケースが見られますが、こちら側も打点がないので、一方的に不利な状況を強いられてしまいます。

ガマゲロゲトゲキッスも草技を採用している人が一定数存在しているため、相手にしない方が無難です。

4倍弱点を持つポケモンであるため、役割破壊を受けやすいです。「ウッドハンマーミミッキュ」「ダイソウゲンドラパルト」などで、トリトドンが吹っ飛んでしまいます。

ランクルス@アッキの実

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性格:図太い(BアップAダウン)

特性:マジックガード(攻撃技以外のダメージを受けない)

努力値H252  B212  S44

H:総合耐久意識

B:残り

S:無振り35族(ドヒドイデ、ヌオー)抜き

役割:積みエース・受け崩し

実数値:217-x-134-145-105-56

サイコショック/気合い玉/自己再生/瞑想

 受けに強い強特性「マジックガード

 「マジックガード」は攻撃技以外のダメージを受けない特性です。具体的には、「毒・火傷・呪い・宿り木の種」の定数ダメージを受け付けません。このことから、「ドヒド・ナット・ヌオー」という受け系の構築に強く出れます。また、やどみが戦法を駆使してくるエルフーンにも強く出れます。サイコショックを採用することによって受けに入っている特殊耐久の高いカビゴンに圧力をかけることができます。「気合い玉」はバンギラス等の悪タイプに撃っていきます。

この対面は不利かも

ミミッキュやドラパルト、ギルガルドといったゴーストタイプが苦手です。

また、シンボラーゴチルゼルといったエスパータイプも苦手とします。

悪タイプのポケモンは、交換読みで「気合い玉」を撃てば、相手に圧力をかけることができます。

アーマーガア@タラプの実

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性格:慎重(DアップCダウン)

特性:ミラーアーマー(自身に対する能力変化を相手に跳ね返す)

努力値H252  D252  B4

実数値:205-107-126-x-150-87

役割:積みエース・サイクルのパーツ

ブレイブバード/挑発/羽休め/ビルドアップ

 「ミラーアーマー」でダイマックス技による追加効果を跳ね返す

特性「ミラーアーマー」により、ダイマックス技「ダイホロウ」や「ダイアーク」による能力ダウンで崩されることはありません。それらの能力下降を全部相手に跳ね返してしまいます。

「タラプの実」と「ビルドアップ」で両受け可能に

「タラプの実」は特殊技を受けると特防が一段階上がるというアイテムです。これと「ビルドアップ」を併せることによって、両受け可能となり、相手を嵌めることができます。そこから、ダイジェットエースになって相手を圧倒した試合が幾つもありました。

この対面は不利かも

電気タイプのポケモンロトム系統、ストリンダーなど)、炎タイプのポケモンシャンデラリザードンなど)全般が苦手です。

ヒートロトム@オボンの実

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性格:控えめ(CアップAダウン)

特性:浮遊(地面技を受けない)

努力値H252 C196  S60

H:総合耐久意識

C:残り

S:準速バンギラス抜き

役割:積みエース

実数値:157-x-127-165-127-114

オーバーヒート/10万ボルト/悪の波動/悪巧み

「悪巧み」で全抜きを狙う

 「悪巧み」を採用することによって、相手の受けを許すことがありません。「ドヒドイデ」「ナットレイ」「ドラパルト」などの受け系の構築によく組み込まれるポケモンに対して畳みかけることが可能です。更にはアーマーガアやトゲキッス等を起点にして全抜きする試合もありました。技構成について「シャドーボール」ではなく、「悪の波動」を採用している理由については、「悪の波動のダイマックス技『ダイアーク』で相手の特防を下げることによって、自身の火力を相対的に上げることが可能になる」「3割の怯みでワンチャンを狙いに行ける」からです。

この対面は不利かも

トリトドンガマゲロゲといった水・地面のポケモン、型破り持ちのオノノクス、ウオノラゴンはきついです。

パッチラゴン、ドラパルトは対面で処理するのはきついですが、積む隙を見つけていっきに畳みかけたら突破できます。

 

立ち回り方

受けループ(ドヒドイデナットレイ+ヌオー+サニーゴなど)

基本選出:ペルシアンランクルスマタドガスorロトム

ペルシアンのすり替えで、相手の行動を制限しつつランクルスで積みの起点にしたり、マタドガスで攻撃していきます。マタドガスの「化学変化ガス」により、ドヒドイデの「再生力」無効、ピクシー・ヌオーの「天然」無効と言った特性に頼っている受け系のポケモンに畳みかけることが可能です。

 

カバルドンギャラドストゲキッス

基本選出:トリトドンorペルシアン+アーマーガア+ロトム

基本的に初手トリトドンからサイクルを回していきます。トゲキッスが来た場合は、ヒトムに引きますが、キッス・ロトム対面ができると、相手はカビゴンか地面タイプのポケモンに引いてくるが多いです。キッスがダイロックを持っていた場合は突っ張ってきます。ギャラの場合は、アーマーガアに引きサイクルを回していきます。

カバドリorバンドリ

基本選出:トリトドン+アーマーガア+ペルシアンorロトム

基本的に初手トリトドンから熱湯で削ったり、欠伸で対面操作したりします。アーマーガアを通して勝つことが多かったです。

後語り

 終盤あたりは何度も二桁に行けたのですが、最終日に失速してしまいました。ただ、最後までペルシアンと戦い抜けていけたので満足しています。